食紀行 第1回-青森編-奥瀬さんのさくらんぼ【4】スタートです。

食紀行 第1回-青森編-奥瀬さんのさくらんぼ【4】スタートです。

「20年で最高の出来だ。」


83歳の現役農家・奥瀬さんは、
真っ赤に色づいた佐藤錦を見上げながら、
嬉しそうに笑いました。

こんなに大きくなったんだよ!と言いながらさくらんぼを指さす仕草。

その笑顔には、
一年間、木と向き合ってきた喜びが溢れていました。

 



でも、それは奥瀬さんだけではありません。

一緒に働く、奥様も、収穫時になるとお手伝いに来る女性も男性も

皆さん、一同に「今年のさくらんぼ🍒は大きくて甘くて、旨味も十分乗っている!と

笑顔で言い合います。

ご覧ください。

こんなに赤くて、大粒で、プリンプリンのさくらんぼが沢山採れるのですからね。

この後、

🍒一粒づつ熟した実を摘んで行きます。

🍒さくらんぼの粒を揃えながら箱の中に一粒づつ並べていきます。

🍒完成!

 

真っ赤に色付いた佐藤錦を見ながら、奥瀬さんは嬉しそうに微笑みました。

その一方で、

「来年は※ジュノハートを頑張りたいな」

と話した後、

「でも、そろそろ誰かに譲ることも考えないとな」

と静かに漏らしました。

一粒のさくらんぼの向こうには、一年の手入れだけでなく、

農家人生そのものが詰まっています。

だから私は今年も、このさくらんぼを皆様にお届けしたいと思うのです。

※ジュノハートは佐藤錦よりも一回り大粒で、甘みが強くて果肉たっぷり。

 青森県の特産品の高級さくらんぼです。

これだけ見事なさくらんぼが沢山採れた理由は

これまで3回に渡って書いたブログ記事にあるように

●受粉樹

●受粉を確定させるための助っ人-ミツバチ

●農薬散布や肥料

●年間を通した木の手入れです。

■農薬について

・なぜ農薬を使うの?

↓ 病気から実を守るため


農薬は農家さんも使いたくないし、お客様も使ってもらいたくないと思っています。

しかし、甘くて、柔らかくて、美味しくて、見た目の良い果実が欲しい!と望む人が

多ければ多いほど、農薬なしの果実栽培は難しい。

それは、お客様が望む果実は、原種から遠く離れた、

品種改良を何度も繰り返して作り上げた新種の果実なのです。

つまりは、いいとこ取りして作った果実なので

甘くて、柔らかくて、美味しくて、見た目の良い!の反面

病害虫や天候の変化にとても弱く、農薬なしには作れません。

しかし、心ある農家さんは出来るだけ農薬を希釈して4~5000倍まで薄めたものを

使用します。

害虫には効いて、人間にはほとんど害のない薄く希釈した農薬を使う。

今のところ、これしか方法がないのですね。

●実は葉っぱを守るためでもある

そして、農薬の役目はさくらんぼの実を守るだけではありません。

木になる果実は沢山繁る「葉」が太陽の光を吸収して光合成を起こし、

そこで生成された栄養分などを木の中に蓄えます。

そのために、収穫が終わった後も12月ころまでは2回ほど

農薬散布をして葉を害虫などから守る必要があります。

 

●葉が落ちてしまうと翌年実らない

農薬散布を辞めると、

木が害虫にやられて葉っぱが次々と落下して行ってしまうとか。

葉っぱが無くなると光合成ができなくなるので、

翌年はほとんどさくらんぼの実がならないのです。

 

■取材後期

今回の奥瀬さんの取材を通して、

改めて果物栽培の難しを再認識しました。

美味しいさくらんぼは、
一年でできるものではありません。

冬の剪定から始まり、
受粉、摘果、葉を守る管理。

一年をかけてようやく、
一粒の佐藤錦になります。

だから私は、
今年も奥瀬さんの作品を
皆様にお届けしたいと思います。

🍒お取り扱いは7/10前後の予定。

数に限りがありますので、お早めにどうぞ。

 

奥瀬さんのさくらんぼ-佐藤錦/秀品1kg-ご贈答用
https://syun-syoku.jp/products/cherry_10000258