食紀行 第1回-青森編-83歳の現役農家-奥瀬さんのさくらんぼ【3】なぜ、今年は豊作になったのか!

食紀行 第1回-青森編-83歳の現役農家-奥瀬さんのさくらんぼ【3】なぜ、今年は豊作になったのか!

83歳、現役農家さんが作る今年のさくらんぼは過去最高の出来栄え!第3段

なぜ、今年は過去最高の出来に仕上がっているのだろうか??

これまでの話の中で

さくらんぼ栽培はとってもデリケートなフルーツで

一番最初の「受粉」が最も大変な仕事というのが分かります。

私たちは、いろいろな果実がミツバチや風が運んできた花粉で受粉し

そして実になるということを理科の授業で習いました。



しかし、受粉樹というのがあって、それがないと実がなりにくいというのは

初めて知った方も多いと思います。

店長の栗田は、15年ほど前に和歌山県の梅農家さんを訪問した際に

受粉樹がないと梅の実が出来ないという話を聞いて、驚きましたね。〔笑)

そして、今回は受粉樹の数がさらに大切で、それを確実にさせるために

ミツバチに助けてもらうという作業を行ったということ。

この2つは受粉させるという初期の行為です。

でもそれは毎年のこと。

過去最高の出来栄えはなぜ??

これについて奥瀬さん曰く、

これが一番の要因かどうかは分からないが、

強いて言うならば肥料かな?

と言って、教えてくれたのが卵の殻を大量に撒くという話でした。

隣町にマヨネーズで有名な◯ピーの工場があり、そこから大量に出てくる卵の殻を
果樹園に施肥しているとのことです。

※卵の殻は、約94〜97%が炭酸カルシウム(無機質)で、残りの2〜6%がタンパク質や微量のミネラルで構成されています。内側にある薄皮(卵殻膜)の主成分はタンパク質であり、アミノ酸が豊富に含まれています。

卵の殻を細かく砕いて畑に撒くという作業を毎年続けているとのこと。


奥瀬さん曰く

去年は不作ではないけれど、サイズが少し小さめのMサイズ中心だった。
今年はL~2Lの大粒が多いんだよね。

その話を聞いた時、他の農家さんの話を思い出しました。

果実は沢山の実を生らせるとやはり木が弱る。
だから、豊作の次の年は木が一息入れて休むので
量も少なくてサイズも小ぶりのものが多い!
大ぶりで量が沢山採れる年を「表年」
小ぶりで量が少ない年を「裏年」。

これを交合に繰り返すとか。

今年の奥瀬さんのさくらんぼは「表年」なのです。〔笑)

しかし、最近は天候があまりにも不安定なので、これに当てはまらない年も多いとか。

それでも、

・他の果樹園よりも数倍多い受粉樹の数

・ミツバチで受粉を確実にさせること

・毎年施肥するミネラルとタンパク質豊富な肥料

これらの相乗効果が過去最高のさくらんぼを作り上げたのです。

 

奥瀬さんのさくらんぼは、
あと10日で収穫を迎えますが、それまでの間もやることは沢山あります。

また、お話を伺ってきますね。


奥瀬さんのさくらんぼ
https://syun-syoku.jp/products/cherry_10000258